01認可制御の不備(IDOR)
他人のデータが見えてしまう
- 起きること
- リクエストに含まれる ID を書き換えるだけで、ほかのユーザーの注文履歴や個人情報を参照・変更できてしまう脆弱性です。
- 見つけ方
- 手動検査。ユーザーを切り替えながら、機能ごとにリクエストを改ざんして確かめます。画面上は正常に動くため、ツールでは見つけにくい代表例です。
- 対策の方向
- 要求されたデータがそのユーザーのものかを、サーバ側で毎回確認する。
Vulnerability Assessment & Penetration Test
Matrix Inspect は、セキュリティエンジニアが行う脆弱性診断・ペネトレーションテストのサービスです。Web アプリケーションとサーバから、モバイルアプリ、LLM アプリケーション、ソースコードまで。AI による網羅的な探索と、エンジニアによる深掘りを組み合わせ、見つかった問題の対策までご提案します。
Services
守りたい対象に合わせて選べます。複数の診断を組み合わせることもできます。
Web アプリケーション・API と、それを動かすサーバやネットワークを診断。目的と予算に合わせて 3 つのプランから選べます。
iOS・Android アプリを、アプリ本体・通信・サーバ側 API の 3 層で診断。OWASP MASVS / MASTG に沿って観点を整理しています。
生成 AI を組み込んだアプリケーションを診断。クラウドの管理型モデルか、自社ホストの OSS モデルかで、検査の深さを最適化します。
AI による入出力フローの解析と、エンジニアのレビューを組み合わせたホワイトボックス診断。修正コード例つきのレポートをお渡しします。
Penetration test
ペネトレーションテストでは、診断で見つかった脆弱性を手がかりに、セキュリティ対策の回避を試み、複数の脆弱性を組み合わせて実際に脅威を引き起こせるかをエンジニアが検証します。「脆弱性がある」だけでなく、「攻撃者に何をされうるか」が分かります。
例:クロスサイトスクリプティングが見つかった場合
アドバンスプラン(脆弱性診断とセット)90万円〜(税別)
Hybrid approach
AI は既知の脆弱性パターンを、広く、速く、疲れずに調べられます。一方で、もっともらしい誤検知や、業務ロジックの不備の見落としは避けられません。Matrix Inspect は AI の網羅性とエンジニアの判断を組み合わせた「AI 支援型ヒューマンレビュー」で診断し、最終的な判断と報告の責任はエンジニアが持ちます。
対象のクローリングと既知パターンの走査を、広く速く行います。
AI の結果をもとに、エンジニアが深掘りすべき箇所の優先順位を決めます。
業務ロジックの検証や、複数の脆弱性を組み合わせた攻撃の連鎖を、エンジニアが手で確かめます。
誤検知を除き、再現性を確かめたうえで、エンジニアが報告に責任を持ちます。
AIAI に任せること
ENGINEERエンジニアが担うこと
この考え方は、ブログ記事「LLM単体のペネトレーションテストは「十分」なのか?」で詳しく紹介しています。記事を読む →
Why Matrix Inspect
ATTACKER'S EYE × AI
AI で広く速く探索し、業務ロジックの不備や脆弱性の組み合わせといった、ツールでは届かない部分をエンジニアが深掘りします。最終的な判断と報告の責任はエンジニアが持ちます。
DEFENDER'S KNOW-HOW
クラスメソッドセキュリティは、パブリッククラウド上で Web を守るセキュリティサービスを自社で開発・提供しています。守る側の知見があるから、AWS・Azure・Google Cloud 上の Web サービスの弱点と直し方が分かります。
ONE PARTNER
Web・サーバに加えて、モバイルアプリ、LLM を組み込んだアプリケーション、ソースコードまで、1 社で診断できます。新しく増えた攻撃面も、同じ品質基準と同じ形式の報告書で確認できます。
QUALITY BY DESIGN
ガイドラインに沿った検査項目で網羅し、ツールの誤検知はエンジニアが除きます。報告書は品質管理責任者が承認したものだけを提出し、作成者が自分で承認することはできません。
UNTIL IT'S FIXED
重大な脆弱性は診断の途中でも先にお知らせし、報告書にはお客様の環境に合わせた対策を書きます。報告会で解説し、改修後は再検査で修正を確かめます。
Registered service
経済産業省の「情報セキュリティサービス基準」に適合するサービスとして、審査登録機関の審査を経て登録されています。登録情報を見る
Common findings
実際の診断でよく見つかる脆弱性です。画面の見た目は正常なまま潜んでいるものが多く、ツールだけでは見落としやすかったり、影響の大きさを判断しにくかったりします。
01認可制御の不備(IDOR)
02クロスサイトスクリプティング(XSS)
ログアウト後もセッションが有効なまま、Cookie の属性の不足、推測しやすいセッション ID など。なりすましの入口になります。
手順を飛ばす、数量や金額を書き換えるなど、想定外の操作で不正な処理が成立してしまうもの。機能の意図を理解したエンジニアが確かめます。
詳細なエラーメッセージ、バックアップファイルや設定ファイルの公開、ディレクトリの一覧表示など、攻撃の手がかりになる情報です。
既知の脆弱性があるミドルウェアや、古い TLS が有効なままの設定など。プラットフォーム診断で確認します。
外部から呼び出せてしまうアプリの機能や、アプリの裏で動く API の認可の不備。モバイル診断で最も見つかりやすい領域です。
API キーや秘密鍵、パスワードがアプリやソースコードに埋め込まれたままのもの。アプリを解析されると取り出されてしまいます。
Self-check
認証・認可・公開設定・防御と監視・データの管理など、Web アプリケーションを守るための基本的な対策を 10 の観点で確認できます。対応できていない項目から、必要な診断が分かります。
Report
報告書は、経営層・管理者向けの要約から、開発者がそのまま対応できる脆弱性ごとの詳細まで、読む人に合わせた章立てで構成しています。
検出状況と深刻度の内訳、優先して対応すべき項目を、経営層・管理者向けに要約します。
対象範囲、検査した項目、対象環境(ドメイン・URL・IP)と実施期間を記載します。
脆弱性の有無にかかわらず、検査したすべての項目の判定と深刻度を一覧で示します。
攻撃の詳細と再現手順、画面などの証跡、想定される影響、推奨する対策を脆弱性ごとに記載します。
深刻度は 5 段階で評価
報告書は品質管理責任者のレビューと承認を経てから提出します。作成者が自分で承認することはできず、レビューに回したあとは内容を書き換えられない仕組みです。
脆弱性が見つかった項目だけでなく、検査したすべての項目の結果を記載します。どこまで確認したかが明確なので、監査や社内への説明にも使えます。
診断の途中でも、重大な脆弱性は 1 件単位の暫定レポートとして先にお渡しできます。報告書の完成を待たずに対策に取りかかれます。
再検査では、指摘した脆弱性ごとに修正が有効かを判定し、根拠となる証跡とあわせて報告します。初回と同じ分厚い報告書にはしません。
脆弱性ごとに、推奨する対策とあわせて参考となる資料やサイトを記載します。開発チームへの依頼や社内での説明に、そのまま裏付けとして使えます。
報告書は日本語と英語で作成できます。海外の拠点や開発委託先との共有にもそのまま使えます。
Pricing
対象の規模や機能数に合わせてお見積りします。
表示価格はすべて税別です。対象の規模・機能数により変動します。
Process
フォームからご連絡ください。2 営業日以内に担当者からご連絡します。
ヒアリングシートで、対象システムと現在の状況をお伺いします。
診断範囲を確定し、電子見積をお出しします。
電子契約で締結します。
診断元 IP の許可、検査用アカウントの準備などをお願いします。
所要日数は対象の規模とプランによって変わります。
診断結果をもとに、対策案を含む報告書を提出します。
ご希望に応じて、エンジニアが報告書の内容をオンラインで解説します。
FAQ
はい。脆弱性の詳細とあわせて対応方法を記載します。できるだけお客様のシステム環境に合った対策をご提案します。内容にご不明な点があれば、メールやお打ち合わせでご説明します。
報告書の完成を待たずにお知らせします。重大な脆弱性は 1 件単位の暫定レポートとして先にお渡しできるので、診断と並行して対策に取りかかれます。
オンラインで開催できます。関係者の方を集めて会議形式で説明を受けたい場合などにご利用ください。
Web・プラットフォーム診断は「脆弱性診断ガイドライン」(ISOG-J・OWASP Japan)に沿った検査メニューで提供しています。モバイルアプリは OWASP MASVS / MASTG、LLM アプリケーションは OWASP Top 10 for LLM Applications などを基準にしています。
AI 単体の診断は、リリースごとの回帰確認や広い範囲のスクリーニングに向いています。一方、決済・認証など業務ロジックが複雑な機能、規制への対応が必要な場合、診断結果を重要な判断に使う場合には、エンジニアによる深掘りと最終確認が欠かせません。Matrix Inspect は AI の網羅性を活かしつつ、最終的な判断と報告はエンジニアが行います。
Web アプリケーションの検査では Burp Suite、プラットフォームの検査では OpenVAS・Nmap・Nuclei と自社開発のスキャナを使います。ツールの結果はそのまま出さず、エンジニアが精査します。
パブリッククラウド上で Web セキュリティのサービスを自社開発しており、AWS・Azure・Google Cloud 上の Web サービスの検査を得意としています。Web 診断のオプションで AWS アカウントの設定まで検査することもできます。
Web 診断では、サイトを操作した記録(HAR ファイル)のご提供をおすすめしています。ほかに、こちらでのクローリングや、画面一覧・API 仕様書からの見積りもできます。クローリングと HAR ファイルの解析は無償です。
Company
クラスメソッドグループのセキュリティ専門企業として、セキュリティ運用のクラウドサービスの開発と、専門家による脆弱性診断・ペネトレーションテストを提供しています。